公益財団法人日本サッカー協会は、新型コロナウイルス感染拡大予防のため自宅で過ごされている全ての方々にサッカー観戦をお楽しみいただけるよう、過去の代表戦をJFATV Classicsと題し配信しています。
第8回は2017年11月10日にフランス北部のリールで行われた国際親善試合です。当時FIFAランク2位のブラジルに対しヴァイッド・ハリルホジッチ監督率いる日本はFIFAランク44位。ハリルホジッチ監督が試合前日の公式会見で「(ブラジルは)世界で一番強いチーム。ワールドカップ(ロシア)で世界一になる最有力候補」と警戒した一戦です。
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今回はこの試合で得点を決めた槙野智章選手に当時を振り返っていただきました。
FIFAワールドカップロシア2018まであと半年という段階で迎えた一戦で、日本代表がブラジル代表を相手にどこまで戦えるのかということを測る試合になりました。日本はワールドカップ出場は決めたものの、まだ攻撃面も守備面もチームとしてはさらに成熟させなければいけない状況でした。そして相手はブラジル。自分たちよりも力のあるチームに対して、どこまでやれるのか、今の自分たちはどの辺にいるのか、そういうものを測れるという点ではチームみんなのモチベーションはかなり高かったことを覚えています。
個人としてもチームとしても格上であり、世界との差を感じましたが、通用した部分もあり、この試合を戦う中で超えられなかった壁を打ち破ることができたことも事実です。ボールが無いところでの駆け引き、FWの選手だけでなく、DFもボールのないところでの駆け引きこそが、相手FWを苦しめる一つの闘いだということを強く感じ、プレーを重ねる中でそうしたプレーの精度も高めることができました。
また、この試合でゴールを決めたのですが、セットプレーでの攻撃の際のポジショニングやタイミングは自身として成長できた部分だと思います。
球際、スピード、ボールのない所での駆け引き、などサッカーの魅力がたっぷり詰まった試合だと思います。
全ての局面で僕たちがどう闘っているのか、をぜひ御覧ください。
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